講師 / Lecturer
福川伸陽 Nobuaki FUKUKAWA
世界的に活躍している音楽家の一人。NHK交響楽団首席奏者としてオーケストラ界にも貢献した。ソリストとして、NHK交響楽団、パドヴァ・ヴェネト管弦楽団、京都市交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、横浜シンフォニエッタ他と共演。
ロンドンのウィグモアホールをはじめ、ロサンゼルスやブラジル、アジア各国でリサイタルをするなど、世界各地から数多く招かれており「la Biennale di Venezia」「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」「東京・春・音楽祭」などをはじめとする音楽祭にもソリスト・室内楽奏者として出演を重ねる。
東京音楽大学准教授、大阪音楽大学客員教授、国際ホルン協会評議員。
丸山勉 Tsutomu MARUYAMA
ホルン奏者。13歳よりホルンをはじめ、和方寛茂、伊藤泰世の各氏に師事。
武蔵野音楽大学を卒業。在学中、日本フィルハーモニー交響楽団に入団。
1991年、第8回日本管打楽器コンクール・ホルン部門第1位。
1993年、ジュネーブに留学、B.シュナイダー氏に師事。1990年より2000年まで、読売日本交響楽団首席ホルン奏者を務めた。
世界ホルンフェスティバル等でゲストアーティストとして招かれる他、ソロ、室内楽、オーケストラ等で多くのCDをリリース。
現在、ソロ、室内楽奏者として、また、日本フィルハーモニー交響楽団客演首席奏者、紀尾井ホール室内管弦楽団、つの笛集団、カスタム・ウインズ木管五重奏団などのメンバーとしても活動。
ソロCD『ルネッサンス』『レゾナンス』『遙かなるエレジー』の他、カスタムウインズCD『アゴラ』、また、つの笛集団でも多数をリリース。楽譜では『スタジオジブリ作品集』、『アンサンブルdeディズニー』、『デュオでも!トリオでも!楽しくアンサンブル』、『ホルン ポピュラー&クラシック名曲集』、『丸山勉のディズニー作品集』(以上ヤマハミュージックメディア)『「上手になりたい!管楽器」VOL.3「ホルン編」』(ビクターE)などの出演・監修も多く手がける。著書では『パワーアップ吹奏楽〜ホルン〜』がある。
武蔵野音楽大学で准教授としても教鞭をとる。日本ホルン協会常任理事。
五十畑 勉 Tsutomu ISOHATA
東京音楽大学卒業。同大学研究科修了。アムステルダム音楽院卒業。卒業時にオランダ国家演奏家資格取得。ホルンを松﨑裕、Jacob Slagter、Julia Studebakerの各氏に、ナチュラルホルンをTeunis van der Zwart氏に師事。
1991年PMFに参加。オランダ留学時にコンセルトヘボウ管の客演奏者としてコンセルトヘボウでの定期演奏会の他、プロムス、ルツェルン等の音楽祭、アメリカ、日本ツアーにも出演。2006年よりマエストロ チョン・ミョンフン指揮のアジア・フィルに参加。2012年アジア=パシフィックユナイテッドオーケストラの欧州ツアーに参加。
東京シティ・フィル、東京フィルを経て、現在、東京都交響楽団ホルン奏者。ホルンアンサンブル「つの笛集団」、The Horn Quartet各メンバー。
洗足学園音楽大学非常勤講師。
伴野 涼介 Ryosuke TOMONO
茨城県つくば市出身。東京藝術大学音楽学部卒。同大学大学院修士課程を修了。文化庁研修員としてフランクフルト音楽・舞台芸術大学で学ぶ。
ホルンを脇屋俊介、守山光三、松﨑裕、水野信行、エサ・タパニの各氏に、ナチュラルホルンをウルリッヒ・ヒューブナー氏に、ヴァイオリンを井崎郁子氏に師事。
現在、読売日本交響楽団ホルン奏者、アレキサンダーホルンアンサンブルジャパンのメンバーを務めるほか、ナチュラルホルン奏者としてとしても広く活動する。
2016年には日本初のプロフェッショナルなナチュラルホルンアンサンブルである「ナチュラルホルンアンサンブル東京」を結成し、ナチュラルホルン演奏の研究と普及にも注力している。
安土 真弓 Mayumi ANZUCHI
1981年、石川県能美市辰口町生まれ。東京藝術大学音楽学部卒業。
第77回日本音楽コンクール第2位、ならびにコンクール全部門の中から最も印象的な演奏に贈られる増沢賞を女性金管奏者として初の受賞、聴衆の投票による岩谷賞も併せて受賞。
ホルンを故・千葉馨、松田浚良、金星眞、守山光三、松﨑裕、石川博達、日髙剛の各氏に師事。
2005年名古屋フィルハーモニー交響楽団入団、現在、首席ホルン奏者。
愛知県立芸術大学、名古屋音楽大学、各非常勤講師。The Horn Quartetメンバー。
2019年より石川県能美市観光大使に就任。
沢野智子 Tomoko SAWANO / ピアニスト Piano
ドイツ・ベルリン在住。東京生まれ。3歳よりピアノを始める。
東京音楽大学付属音楽教室、付属音楽高校、同大学にて三浦捷子氏、清水和音氏に師事し、1992年、ピティナピアノコンクール特級にて3位入賞を果たす。
1993年に渡独し、ベルリン芸術大学(旧西ベルリン)にて、ライナー・ベッカー氏に師事。在学中の1995年、スペイン、バルセロナで開催されたマリア・カナルス国際ピアノコンクールにて、ディプロムを受賞する。
高校在学中からアンサンブル演奏に熱心に取り組み、実践経験を重ね、単なる「伴奏」に留まることなく、演奏上において、欠かす事の出来ないパートナーとしての役割を重要視する。まさしく共演者と一体化したように感じさせる高いアンサンブル能力と瞬時に反応できるフレキシビリティー、さらに確固たる音楽観を併せ持ち、共演者の音楽性を最大限に引き出すテクニックは常に高い信頼と評価を得ており、全世界の著名な演奏家からのリサイタル、演奏旅行、CD録音などへのオファーは、枚挙に暇がない。
その他にもマルクノイキルヒェン国際音楽コンクール(ドイツ)、ミュンヘン国際コンクール(ドイツ)、フィリップ・ジョーンズ国際コンクール(フランス)、国際トロンボーンフェスティバル(デンマーク)、PMF音楽祭(札幌)、モンドニェード講習会(スペイン)、チューバマニアフェスティバル(タイ)など、世界各地のコンクールや講習会から公式ピアニストとして招待され、その中で「ベストピアニスト賞」を多数受賞している。
更には、1998年より管楽器科コレペティトールとしてベルリン芸術大学、ベルリン音楽大学、フランツ・リスト音楽院(ワイマール)において主に金管楽器奏者の指導を担当。数多くの生徒が国際コンクールで1位入賞を果たすなど、その指導力も極めて高い評価を受けている。
ゲスト講師 / Guest Lecturer
キム・ホンパク Hongpark KIM
ソウル国立大学卒業後、ザルツブルク・モーツァルテウム大学で修士課程を修了、アーティスト・ディプロマ、さらにベルリン芸術大学でソロイスト・ディプロマを取得した。
キム・ヨンユル、ラドヴァン・ヴラトコヴィチ、クリスティアン=フリードリヒ・ダルマンの各氏に師事。韓国内外の著名なコンクールでの受賞に加え、第29回日本管打楽器コンクールホルン部門第1位及び特別大賞・内閣総理大臣賞、国際ホルン協会フィリップ・ファーカス賞で2位を受賞。
2007年から2010年までチョン・ミョンフン率いるソウル・フィルハーモニー管弦楽団の副首席奏者、2012年から2014年にはスウェーデン王立歌劇場の副首席奏者、2015年から2023年までオスロ・フィルの共同首席奏者を務めた。また、客演首席奏者として、ロンドン交響楽団、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー、イエーテボリ交響楽団、ベルゲン・フィル、トロンハイム交響楽団、読売日本交響楽団、ノルウェー室内管弦楽団、マレーシア・フィルハーモニー、アジア・フィルハーモニーに出演。
ソリストとして、国内外の名門オーケストラと共演を果たすとともに、平昌音楽祭、ソウル国際音楽祭、北京国際ホルンフェスティバル、日本アジアホルンフェスティバル、国際ホルン協会など、世界有数の音楽祭からも招待され、リサイタルやマスタークラスを行っている。
現在ソウル大学音楽大学教授として後進の指導にあたっている。